セルクマと集合知の溝

セルクマを一番悪いほうに考えても、SEOの一環で、アクセスアップ自体は、自己顕示欲とアフィリエイトのためにする人もいるだろうと考えれば、特にとりたてて言うこともないのだけれども。そう、彼のページがいかにアクセスがあったからと言って僻んじゃいけないよ、それよりも、自分で見るページが自分で決められることのほうが素晴らしいじゃないか。(全エントリーセルクマしてnewsingに投稿しているサイトもあることですし。あちらでは、セルフピックアップという問題らしい。)
とか思いつつも、はてブ自体が、はてな村全体のアクセスの潮流を決めている部分も結構あるということで、健全なはてな村を守ろう的な要素も感じ取れるセルクマ反対の方がいるわけです。諸説あれど、ブックマークの使い方に一定のルールを求めているのは同じ。とはいっても、セルクマ反対派の主張が実現する道は険しい、なんせガイドラインで禁止されてないし、衆愚で投票しても反対派はサイレントマジョリティ考慮しても過半数以下ないだろうし、エントリ書けば総スカンだ。セルクマでもbotクマでもプラベクマでもなんでもいい(どれも造語)、とりあえず防げないので無力。はてなサブアカウントを認めているし、なんせ葉書だって出すのをためらった。
でも結局は、衆愚で2.0でかっこいいクールなサービスはユーザー数を増やして、じゃんじゃんブクマして誤差にしようぜというオチであってほしい。結局は情報の伝播自体とその効果が、訂正や悪意を発見することよりもずっと早いし影響力もあるんだしね。そんな進化論。

Pageviewが役に立たなくなってきているので、そこそこアクセスとPermalinkと一エントリーで完結するblogとNewsSiteに限ってははてブカウンターも指標の一つにという気はする。もちろん役に立つ日が来る気はそんなにしない(なぜなら、訓練されたはてなブックマーカーはカウンター値の大きいサイトなんて、とうにチェック済みだから。)

このように突然はてな論とかblog論をやるサイトには要注意です。

#追記
セルクマに対する態度は全体的に軟化しているようで、単純にユーザー数が増えたことが大きいんだろうなぁ。まあ性悪説にたった指摘も重要ですが。

参考サイト:
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20061204/1165242762 - ブクマは蓄積
http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20061205/p1 - わかりやすい図
http://d.hatena.ne.jp/zonia/20061027/1161928093 - セルクマへの偏見
http://d.hatena.ne.jp/REV/20061204#p8 - 新しいルール
http://blog.goo.ne.jp/funamushi2/e/d2aeeab6bba3b006b907e28011de83c7 - 消極的な人たちの良い意見がますます埋もれてしまうではないか?
http://d.hatena.ne.jp/retla/20060721/1153441316 - はてなブックマーク+自作自演でアクセスアップ!